こんばんは。弁理士の藤野です。前回で、昨年8月から続けてきた『特許電子図書館の簡単な使い方』のご紹介が終わってしまったので、これからは、ネタ探しに苦労しそうです(汗)。
さて、今日は、裁判所のWebサイトに掲載されている知的財産裁判例集についてご紹介します。
知的財産裁判例集は、知的財産権に関する民事事件及び行政事件のうち、最高裁判所民事判例集に登載された裁判例と、昭和44年以降の主な裁判例が掲載されたものであり、判例検索システムを利用して、所望の検索条件に合致する裁判例を検索して閲覧することができます。すべての裁判例が掲載されている訳ではありませんが、最近の裁判例についてはかなりの確率で掲載されているのではないかと思います。
裁判所のWebサイトのトップページにおいて、画面右上に表示された「裁判例情報」の部分をクリックすると、判例検索システムの検索条件指定画面に移動することができます。判例検索システムの検索条件指定画面として最初に表示される画面は、知的財産裁判例集を含む6種類の裁判例集を横断的に検索するための検索条件指定画面となりますが、オレンジ色のタブの一番右側にある「知的財産裁判例集」タブをクリックすると、知的財産裁判例集用の検索条件指定画面に切り替わります。
知的財産裁判例集用の検索条件指定画面には、「特定検索」用の検索条件を指定する部分と、「詳細検索」用の検索条件を指定する部分とがあります。
今日は、まず、「特定検索」用の検索条件について説明します。
「特定検索」用の検索条件を指定するものとしては、まず、裁判所名を入力するためのテキストボックスと、裁判所の種類を指定するためのリストボックスと、裁判所の支部名を入力するためのテキストボックスが表示されます。更に、事件番号の年号部分を指定するためのリストボックスと、事件番号の年部分を入力するためのテキストボックスと、事件番号の符号部分を指定するためのリストボックスと、事件番号の番号部分を入力するためのテキストボックスが表示されます。
上記条件については、そのすべてを指定して特定のひとつの裁判例を検索することもできますが、必ずしもすべてを指定する必要はなく、その一部のみを指定した検索も可能です。例えば、裁判所名を入力するためのテキストボックスに「東京」と入力し、裁判所の種類を指定するためのリストボックスで「地方」を選択して検索を行えば、東京地方裁判所のすべての裁判例を検索することができます。また、事件番号の年号部分を指定するためのリストボックスで、「平成」を指定し、事件番号の年部分を入力するためのテキストボックスに「20」を入力して検索を行えば、事件番号に、「平成20」が含まれる裁判例を検索することができます。なお、「裁判所名」と「事件番号」の両方の検索条件を指定した場合は、両者をANDした検索条件で検索が行われます。
知的財産裁判例集用の検索条件指定画面において、「特定検索」用の検索条件を適宜指定して、画面右上又は右下に表示されている「検索」ボタンをクリックすると、検索結果一覧表示画面が表示されます。当該検索結果一覧画面において、右端に表示された「全文」の部分をクリックすると、該当する判決全文を閲覧することができます。なお、検索結果が2000件を超える場合は、検索結果の一覧は表示されませんので、更なる条件を追加して、検索結果を絞り込む必要があります。
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